故郷の空
楽曲について
スコットランド民謡のメロディに対して「鉄道唱歌」や「青葉の笛」の作詞で知られる大和田建樹の詞を乗せた唱歌で、1888年に彼と奥好義の編による唱歌集『明治唱歌 第一集』中の1篇として発表されました。
この曲が発表された背景には、当時の明治政府が欧米列強の西洋文化を取り入れるため、学校の音楽教材としてヨーロッパ民謡のメロディを取り入れた翻訳唱歌を次々と発表していたことがあるようです。
この例にもれず「故郷の空」もスコットランド民謡『ライ麦畑で出会ったら(Comin’ Thro’ the Rye)』のメロディが編曲されているのですが、しかし歌詞は原曲のものとは大きく異なっており、「故郷の空」の歌詞は訳詞ではなくあくまで大和田自身の詩であるようです。
楽譜
音源
参考音源
ピアノ伴奏
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